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投資初心者に向けた記事を今後変更予定です。

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このブログでは「初心者向けの記事」がいくつかあって、その中では米国株の長期保有が良いという話をしているのですが、その内容を近々どこかで変えようかと思っています。

今後10年を考えたときには米国株100%ではなく、全世界株にしたり、できればコモディティやゴールドまで含めたバランスの良い資産配分をしたほうが安全に運用できると思うからです。

この記事のポイント

  • 投資初心者向けに長期の米国株保有を進めているが、これを変更予定。
  • 米国だけではなく、いくつかの資産クラスに投資してリバランスすることをおすすめする記事にする予定。
  • 米国株は超長期的にはリターンを生むと信じているが、2020年代ではインフレとの戦いが長引き低リターンにしずむ恐れがあるため。

投資初心者向けの記事について


このブログには投資初心者向けに書いた記事が少ないながらも、いくつかあります。

私もそんなに投資が上手いと胸をはれる人間ではないですが、「これから投資をはじめる人にアドバイスをしよう」という大変おこがましい企画の記事です。

これらの記事の中で現時点では、これから投資をはじめる人は「米国株を超長期的に保有しましょう」という話をしていますが、この内容は次の10年を考えたときには親切ではないと感じています。

2020年代の10年間は、1970年代のアメリカのように米国株は比較的低いリターンにとどまる恐れがあると思っているからです。

1970年の米国株のリターンと為替について


現在は1970年代以来の高いインフレ率に悩まされています。

1970年代は高い賃金上昇が続いて10年以上の長いインフレの時代になりましたが、2022年現在も同じような賃金の高い伸びている兆しが見られるので、2020年代も1970年のようなインフレと戦う時代になる恐れは十分あります。

この1970年代を振り返ると、そこそこのインフレなら耐えられるはずの株でも実質でマイナスのリターンしか残せませんでした。

上の表では、当時の株の悲惨な様子が伝わりにくいかも知れないので、以下グラフで1970年代のS&P500の様子を見てみることにします。

上のグラフを見るとわかるように、この時代は20%の下落が可愛く見えるほど、何度も大きな下落を繰り返しています。

さらに、この時代は急激な円高が進んだために、株価だけではなく為替でも大きな損を出しています。

もしも1970年代に米国株を投資していたら、株価と為替の両方の損を受けて10年間で資産はボロボロになったはずです。

2020年代もひょっとすると同じようなことが起こる恐れがあるのに、「20-30年投資を続ければ株のリターンが一番なので100%米国株にしましょう」というアドバイスを送るのは、これから投資を始める人には酷だと思っています。

2020年代の投資について

上のS&P500のグラフで見たように株が乱高下する恐れを心配するなら、有効な手は「株以外の資産も持って、一定の割合に保つようするにするバランス型の資産を持つこと」です。

このバランス型の資産なら、うまくいけば株の下落を抑えつつ、株価が下がったときに資産の割合を再調整して株を買い戻すことでリターンを引き上げることができます。

問題は米国株以外に何を持つかです。

まだ考慮が必要ですが「1970年代で実績があるゴールド」、「ドル安の時代で恩恵を受ける新興国株(または最初から全世界株にする)」、「インフレが少ない国(今のところ日本)の現金」が候補になる気がしています。

いずれにしろ、「初心者は米国株の長期投資がおすすめ」というメッセージは変える必要がありそうです。


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