今月どこかでデジタルタービンという会社の株(APPS)を買おうかと考えています。
いつこの株を買うのか、買うとしたらいくらなのかはまだ検討中ですが、それほど時間をかけずに買いに行く予定です。
手持ちの現金はそれほど減らすつもりはないのので、保有してから順調に株価をあげてきたフェイスブックなどを一部売って資金にしたいと思います。
この記事のポイント
- デジタルタービン(ティッカーシンボル:APPS)は2021年は株価が低迷しているが、これからも高い成長率が見込める企業。
- もしもアナリストの予想通りに利益が成長するなら、ハイテク企業にしては割安に見える。
- 例えば、既に保有しているフェイスブックに比べると、デジタルタービンのほうが利益成長率が高いのに、2年後の予想PER(割高度)は低い。
デジタルタービンについて
デジタルタービンは、日本では一般には知名度がかなり低く、米国株の投資家でないと名前も聞いたことが無いかもしれません。
簡単にいうとスマホ(アンドロイドOS)を新規に購入した際に、おすすめのアプリを簡単にひとまとめにスマホに入れてくれる機能を提供している会社です。
それだけだとスマホ購入時の1回だけの収益に過ぎないのですが、最近ではユーザが遊んだゲームアプリに関連してその他のおすすめゲームアプリを教えてくれて、気に入れば簡単にインストールできるようにする機能を提供するなどして、ユーザの毎日のスマホ利用でも儲かるビジネスを展開してます。
以下は、デジタルタービンの企業紹介ビデオです。
全部英語ですが、アニメーションを見れば何をしてる企業なのかなんとなくイメージできると思います。
魅力は高い成長率と割安な株
デジタルタービンの魅力は「高い成長」、それに「成長率の割にはそれほど高くない株価がついている点」です。
まず、この企業の売上ですが、勢いよく右肩上がりに伸びています。
こうした企業は赤字経営をしながら急成長しているとこも少なくないのですが、デジタルタービンは既に黒字化していて、これからも利益を順調に伸ばすと見られています。
このような企業の場合、大抵は将来の利益まで先取りして大変割高な株価がついているものです。
しかし、デジタルタービンの場合は、将来の利益成長に対してはそこまで割高ではないようにみえます。以下はアナリストの予想ですが、予想通りに利益が成長するなら2024年度*の予想PER(割高度)は17倍で、それほど高いとは思えません。
*デジタルタービンの決算期はカレンダーとは違って既に2022年度に入っているので、2024年度の業績予想は2年後のものになります。
まだ成長段階の企業なので、(これからさらに株を発行して資金を調達すれば一株あたりの利益は小さくなり)予想PERは上記の表ほど下がらないかもしれませんが、投資のチャンスはまだあると思っています。
まとめ
デジタルタービンは、成長率が高いわりにそこまで株価は高くないので投資のチャンスがあると思っています。
たとえば、私が保有しているフェイスブックは2年後の会計年度で利益成長率が+16%が予想されているのに対して、デジタルタービンは+52%とずっと成長率が高いです。それにも関わらず、デジタルタービンの割高度は2年後の会計年度で予想PER17.6、これはフェイスブックの20.3よりも割安です。
もちろん、デジタルタービンにもデメリットがあり、規模が小さかったり、グーグルのスマホOS(アンドロイド)に依存していたりともろい点はあります。
しかし、魅力も感じるので、フェイスブックなど既に保有している銘柄の一部を売って、この銘柄を買うのも面白いかなと思っています。