先日、中国株にはいくつか安くなっているものがあると以下の記事に書きました。
横ばいが続くインド株、下落して割安感がちらつく中国株
ウイルスの感染拡大でも株価を下げないインド株に対して、最近調子を落としているのは中国企業の株です。最高値からも20-30%下落している銘柄は簡単に見つけられる状況になっているので、インドではなく中国に目線を変えようかとも考え始めています。
そしてその後、中国企業のJDドットコムの株を買ったことを記事にしましたが、ほとんど同じタイミングでフツ・ホールディングス(シンボル:FUTU)を購入したので、こちらもメモ程度になりますが買った時に考えたことを残しておこうと思います。
この記事のポイント
- FUTU株を125ドルで80万円分購入した。ただし、資産の1〜2%分でそこまで大きな割合にはしていない。
- 中国・香港・アメリカで株取引などのアプリを提供している企業。売上が急成長しているが、急成長している企業にしては珍しく利益も出ている。
- 株価は最高値から35%下落した時点で購入した。2021年2月の最高値を更新すれば、株価は+50%上昇することを期待している。
利益を出しながら急成長するFUTU
FUTUは中国・香港・米国で株取引などの投資アプリを提供している企業です。
オンライン取引の取引表がアメリカだけでなく、中国でも年々増加しており、その恩恵を受けて成長しています。
上のグラフのようにFUTUの売上は急成長しているのですが、こうした急成長企業にしては珍しく利益もちゃんと出しています。
私はこうした利益を出しながら成長する企業は嫌いではありません。
今まではかなり割高だなと思っていたので買わなかったのですが、2021年2月16日につけた最高値191ドルからしばらく下落が続いて、それほど割高でも無くなってきた印象があります。
私の場合は、最高値191ドルから35%下がった125ドルで購入をしました。
最高値から35%下落で購入したのは、JDドットコム購入の時とほとんど同じ考えです。
もとの最高値まで株価が戻るとしたら約50%ほどの上昇余力があるだろうと思ったこと、さらに今が株のピークにならずに何年か経っても良いから株価の最高値を超える力がありそうかを考えて、「ある」と判断しました。
以下はアナリスト予想ですが、今後数年もアナリストたちは勢いこそ弱まっても他の企業よりも高い成長が続くと見ているようなので、今後数年のどこかで最高値191ドルを超える可能性は高いと思います。
私が購入したときには、2023年度の一株利益に対する予想PERが20を下回っていたので、そこまで割高ではないとも思いました。
さいごに
正直にお話すると、JDドットコムもFUTUもあまり記事にするつもりは有りませんでした。
私は投資をする時にはかなり企業を調べてから買うことが多いのですが、この2社については「じっくり調べてから買う」というスタンスではなく、「パッと業績を確認すると良い企業に見えるのに、最高値から35%も下落している(株価がもとに戻れば+50%のリターンが期待できるチャンスがある)」からという、軽い理由で買っています。
ただ、このブログでは毎月資産を公開していて、結局いつかは買った銘柄が分かってしまうので軽い理由であっても記事にしました。
どちらの株も今後数ヶ月はまだまだ下落する可能性ありますが、数年かければどこかで最高値を更新する可能性が高いので、2-3年で+50%のリターンが得られるなら悪くないと考えています。
逆に2-3年かけても全く株価が上昇しない場合ですが、両社ともアナリストの予想通りに利益を積み上げればかなり割安になっているはずなので、その場合には他の銘柄を売って本格的に投資すれば良いと思います。
また、保有を続ける間に状況が変わって、2021年につけた最高値をもう更新できる企業ではないと判断した場合には、迷いなく全て売りたいと思います。