11月は先行きが不透明だった大統領選が終わり、開発中の新型コロナウイルスのワクチンで良好な試験結果が公表されたことで、投資家心理は楽観的になりました。
しかし、一方でアメリカでコロナの感染が急速に拡大して、この冬に経済に悪影響を及ぼすことが濃厚になってきたことで、今後数ヶ月の景気見通しはむしろ下がりつつあります。
そんな中、2020年11月時点ではどのような意図で投資をしているのかを、この記事に書き残して後で振り返れるようにしたいと思います。
結局、どんな意図で投資しているの?
2020年11月時点で米国株・ゴールド・ビットコインの3つの資産クラスに投資していますが、それぞれの狙いを書いておきます。
- 【米国株】2021年後半頃に予想される景気回復を見越して、コロナで業績が悪化した銘柄を中心に投資。また、一時的でも割高感が解消された優良なIT銘柄があれば、買っている。
- 【ゴールド】ドル安やアメリカのインフレ率上昇のリスクを和らげるために保有。アメリカはコロナの経済対策でドルを世の中に大量に供給して、ドル安・インフレ率上昇が進みやすい環境になっている。その環境で価格を伸ばしやすいゴールドに投資。
- 【ビットコイン】過去データを使って理論的に価格を予想したところ、2021年後半までに1ビットコインが10万ドル(2019年比で10倍)になると結果が出たので保有。ビットコインの価格は4年周期で、2021年後半まで価格が上がりやすい。
また、米国株は保有目的で異なる3つのグループに分けることができます。【コロナからの景気回復で恩恵を受ける銘柄】、【長期的な成長が期待できるIT銘柄】、そして【基本的に売らない超長期保有銘柄】です。
コロナからの景気回復を期待する銘柄だけは、コロナ前の株価に回復したら投資を回収する予定ですが、その他はかなり長期的な投資を視野に株を保有しています。
コロナからの景気回復で恩恵を受ける銘柄
- サウスウエスト航空(LUV)
- デルタ航空(DAL)
- ハイアット・ホテルズ(H)
- マリオット・インターナショナル(MAR)
- JPモルガンチェース(JPM)
- バンガード金融ETF(VFH)
- エクソンモービル(XOM)
- シェブロン(CVX)
基本的にはこれらの銘柄は、株価がコロナ前の水準まで回復したら売却予定です。数ヶ月から2年程度の投資期間を想定しています。
長期的な成長が期待できるIT銘柄
- グーグルの親会社アルファベット(GOOGL)
- フェイスブック(FB)
- アマゾン(AMZN)
- ネットフリックス(NFLX)
- アリババ(BABA)
マイクロソフト、ビザ、マスターカード、アドビも良い企業ですが、割高になったの2020年半ばから売却しています。またアップルも好きですが、高いので手を出していません。ただ、これらの銘柄は安くなったら保有したいので頻繁に株価をチェックしています。
基本的には売らない銘柄
- コカ・コーラ(KO)
- マクドナルド(MCD)
- P&G(PG)
- ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
- ウォルト・ディズニー(DIS)
- 3M(MMM)
- ウォルマート(WMT)
- ノボ・ノルディスク(NVO)
動画ビジネスに大きく舵取りを変えようとしていて利益が出にくいディズニーは一部だけ売却しましたが、こちらは基本的に売却はしない銘柄です。連続増配銘柄が中心になっていて、長期保有ができる銘柄を選んでいます。
さいごに
コロナで恩恵を受ける銘柄やビットコインなど、2021年に投資の一部の回収を計画している銘柄がいくつかあります。
私は基本的には、数年先の投資を見越して投資をするのが好きで、例年はほとんど市場を眺めているだけなのですが、2020年は変化が大きかったため少しせわしなく動いていて、2021年もしばらくはその傾向が続きそうです。
おかげで2020年は普段よりも少し投資のリターンは高くなっていますが、正直言うと少し疲れました。
2021年に予定してしている投資の回収を無事に終えたら(もしくは失敗して撤退したら)、2021年後半から2022年はもう少しだけ長期保有の割合を増やして、のんびりとした投資もしたいなと考えています。