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8月のアメリカの新規感染者数の減少と今後の投資について

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今月最後の記事は、アメリカの新型コロナウイルスについて取り上げます。

株式市場は新型コロナウイルスの流行に興味を失っているようにも見えますが、月に1回くらいは取り上げて経過観察をしたほうが良いだろうとも思っています。

8月のアメリカの新規感染者数かなり順調に減少しました。無理やり何か心配ごとを見つけようとするならば、8月最後の週で新規感染者数の減少の勢いが衰えていることくらいです。

まだ秋冬シーズンで再流行する恐れもあるので新型コロナウイルスに強いハイテクやヘルスケアなどの保有銘柄を持ちつつ、順調な収束のシナリオにも対応できるように新型コロナウイルスでダメージを負った銘柄も少しずつ買い増ししていくのもいいかなと考えています。

この記事のポイント

  • 2020年8月のアメリカの新型コロナウイルスの感染者数は8月で大きく減少に転じた。
  • 今後アメリカでまだ感染が拡大するシナリオにも順調に収束するシナリオにも備えて、新型コロナに強いハイテクやヘルスケア銘柄などの既存銘柄に、少しずつ新型コロナウイルスからの回復を期待してコロナでダメージを負った銘柄を加えてバランスを取るのも手。

8月で大きく減少した新型コロナウイルスの新規感染者数


投資家の多くは既にあまり注目していないと思いますが、8月のアメリカの新型コロナウイルスは着実に新規感染者数が減少しました。

アメリカの新規感染者数は8月に減少傾向が続いた

アメリカでの新規感染者数の減少がこの1週間横ばいに変わってしまっているのは少し気になるところですが、検査数がわずかに増えたことが恐らく原因です。

検査数に対する陽性率を調べると減少傾向が続いているので、アメリカはこの1ヶ月で徐々に感染拡大を抑えつつあることが明らかになっています。

アメリカの陽性率は8月に減少を続けた

まだ油断はできないが楽観的な意見も

もちろん多くの人が言うように、まだ新型コロナウイルスの脅威が去ったと判断するには早すぎます。

まず、第1に過去のパンデミックのように秋冬シーズンに以降に流行が拡大する危険性は残っています。

また、今のアメリカは他の国と同じ様に、感染拡大の強い警戒レベルを敷いている状況です。なので、警戒レベルを緩めると同時に感染拡大を招くリスクはまだ存在します。

アメリカは他の国と同様に高いコロナ警戒レベルが続く

ただし、2020年春以来人々が感染防止策を学んだこと、治療法の改善やウイルス開発が少しずつ進んでいることを考えると、2020年3-4月ほどの大きな社会の混乱は今後は起こらない可能性もあります。

コカ・コーラ社はまさにこのような考えを持っているようです。4-6月期決算発表で、コカ・コーラのCEOが次のように最悪期を過ぎたとの見解を出していたのは印象的でした。

コカ・コーラCEOの4-6月期決算発表の発言

  • 先の見通しは不透明だが、第2四半期(4-6月期)が最も困難で、強く影響を受けた時期だったと後で明らかになると確信している。
  • 政府は対応策を学んで賢くなっており、全世界が同時に都市封鎖されるような事態になるとは考えにくい。

以上を踏まえて、今後は過度のな心配も過度な楽観もせずに、事態が良い方向にも悪い方向にもどちらにも転びうると考えて「コロナに強いハイテク銘柄」も「コロナでダメージを受けた銘柄」もどちらも保有する形でバランスをとろうかなと考えています。

新型コロナウイルスでダメージを負った企業の株購入


今までの私の保有銘柄はハイテク銘柄やヘルスケア銘柄の比重が高かったので、今月は新型コロナウイルスでダメージを受けた銘柄をいくつか購入しました。

今後も新規感染者の減少が続くなら、保有資産のバランスを見ながら少しずつ機会を見計らってこのような銘柄を追加購入してもいいかなと感じています。

新型コロナウイルスでダメージを負った企業の多くは赤字になっているので、赤字が続いてもきちんと企業が存続できるかどうか重要なカギになりますが、投資資金があまり大きくならない範囲で機会があれば追加購入をしていこうと思います。


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