アメリカの新型コロナウイルスの感染者数ですが、ピークをつけた可能性があります。
投資家の間でも楽観的な見方が広がり、4月6日のアメリカ株は急上昇しました。
新型コロナウイルスが収束に向かったとしても、大量に失業者が出ているアメリカでは今後もしばらく景気が低迷して、まだまだ株も下がると私は思っているので、手元の資金の大半は現金で残しておきますが、今週にも一部の銘柄は追加購入をする予定です。
この記事のポイント
- アメリカの感染者数がピークをつけた可能性がある。4月5日の感染者数から減少傾向が見られる。
- 新型コロナウイルスが景気の低迷の主な要因ならば、これから株価が回復基調に入る可能性がある。
- ただ個人的には、アメリカは既に大量の失業者が出た影響で、しばらく景気は低迷すると思っているので、資金の大半は現金のまま手元に残しておく。景気の低迷に強そうな銘柄に絞って、現金の約30%分を追加購入をする。
ピークをつけた兆候が見られるアメリカの感染者数
アメリカの感染者数の推移を毎日追っているのですが、4月5日から新規感染者数の増加ペースが緩やかになっています。
もちろん、一時期的に感染者数が減少しただけで、これから感染者数が再び増加に転じる可能性もあります。しかし、多くの州で都市封鎖を実施してから、感染者数の増加率が抑えられているので、アメリカは着実に収束に向かっていることがわかります。
手持ちの現金の3割を投資予定
投資家の中には新型コロナウイルスの流行がピークを超えたら株価は回復すると考える強気派がかなりの数いますが、私はもう少しだけ景気も株価も低迷すると考えている弱気派です。
強気派と弱気派が見ている世界
- 強気派:新型コロナウイルスが問題の確信で、まもなくウイルスのピークを脱するから、株は今が買い時。
- 弱気派:新型コロナウイルスが与えた影響は、ウイルスのピークを過ぎてもしばらく続くから、株はまだ下がる。
ただ、100%自分の予想が当たることにかけるのも良くないので、強気派の言う通りに株価が底打ちする確率は30%くらいあると考えて、4月に手持ちの現金の30%分で株の追加投資をしようと考えています。
購入銘柄はかなり悩みましたが、候補を以下8つまで絞っています。
4月の購入銘柄候補
- マイクロソフト
- マクドナルド
- ドミノ・ピザ
- コストコ(ディスカウント・ストア)
- ダラーゼネラル(ディスカウント・ストア)
- アドビ(プロデザイナー向けソフト。90%がサブスク)
- アンシス(工業用シミュレーション・ソフト。75%がサブスク)
- ペイコム・ソフトウェア(人事・給与向けクラウドサービス)
上にあげた銘柄は、新型コロナウイルスの都市封鎖が想定以上に長く続いた場合でも、商売が続けられるコストコ、ダラーゼネラル、ドミノ・ピザ、もしくは新型コロナウイルス後に不況が続いても売上が落ちにくい銘柄(マクドナルドやサブスクリプション・ビジネスをする企業)を選んだつもりです。
また、これら全ては以下の記事で調べた財務が健全な企業を選択しています。
>>経営が安定している米国企業一覧【財務データ調査5000社分】
本当は買いたいのですが、泣く泣く今回の購入候補から外したのはビザ、マスターカード、グーグル、フェイスブックです。これらは不況時に影響を強く受ける銘柄なので、購入のタイミングは今ではないと考えました。
さて、私は購入のタイミングを図るのが本当に苦手で、いつも購入してからしばらく株価が低迷するのが常なのですが、今回はうまくいくでしょうか。
うまく行かないことを見越して、現金をまだ7割も温存するという保険もかけています。願わくば、保険なんて必要ない展開になることを期待します。
最悪のケースは、温存した7割で毎月追加投資しても、まだ景気の谷に到達しないほどアメリカの景気低迷が深刻になる場合です。4月に現金の3割を投資した後の投資は、かなり慎重に動くことになると思います。